群馬大学工学部 機械システム工学科
エネルギーシステム工学講座第二研究室(小保方研究室)
研究室紹介
小保方富夫教授・石間経章助手 1996.4.27
(10年前の情報を参考に載せています)
群馬大学工学部機械システム工学科にはエネルギーシステム、
材料システム、メカトロニクスの3大講座の12研究室があり、
エネルギー講座は
第1(白井教授、田部井助手、佐藤助手)、
第2(小保方教授、志賀助教授、石間助手)、
第3(新井助教授、天谷助教授,斉藤助手)、
第4(柄沢教授、稲田助教授)の4研究室で構成されている。
ただし、原則としては教官単位の組織であり、研究室の枠にこだわらない
グループで運営されている。
したがって学部4年生、大学院学生もそれぞれ教官配属となっている。
4年生の卒業研究発表テーマ(44件)を研究手法と対象で分類すると,
手法からは、レーザを使用した研究が約半数あり、レーザの計測に占める
重要さが改めて認識される。対象からは、エンジン関連研究が半数で、
そのうちでも噴霧の研究が多いことが分かる。エンジン研究者の多いことに
批判もあるが、それは分野の広さに起因するものであり、それぞれ得意の分野
で活躍する優秀なスタッフが揃い、切磋琢磨する姿は世界的にも注目され、
群馬大学の存在感を示す大きな力になっている。また、エンジンを回せる
大学が全国的にも十指程度となった現在、使えるデータのとれる学生を育成
していることも貴重である。これは、「機械工学の基礎は機械を動かして
観察することにあり」との教育理念に基づいている。
ただしこの点が最近の学生に全面的に支持されているわけではなく、数値計算や
解析のコンピュータ上の実験も増加している。
主な研究課題
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燃焼室内流れと燃焼の相互作用(4st. 試験用機関)
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シリンダ内流れのLDA計測、可視化、数値予測(スキッシュ流、かき上げ渦)
- 高速噴霧流の流動特性(ホールノズル、傘状噴射ノズル)
- 噴霧流と空気流の相互作用(低圧噴霧の特性)
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ポータブルLDAの開発と応用(DL−LDA)
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三次元LDAの実用化(参照光方式)
- PDA/LDAの信号処理と特性解析(PDE, DSP)
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流れの数値シミュレーション(噴射ノズル内流れ、分岐流)
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液酸/液水 ポンプのキャビテーション気泡流測定
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粒子を含む流動場の特性解析(粒子拡散、二相乱流)
主な実験設備
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試験用機関 S/D (TRE-2)
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シリンダ内観測用機関
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噴霧流試験装置:2種
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ビデオカメラ/画像処理/編集機
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二相乱流用水槽
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汎用機関S (H:2種)、D (R:1種)
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二輪車用機関 (2st.) H/Y:各一種
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高速度カメラ/フィルム解析装置
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簡単な油圧、空気、真空源
- カルマン渦可視化用水槽
レーザ流速計 (LDA)/位相ドップラ流速計 (PDA)の光学系
- He-Ne, 15mW、通常、前方一次元
- He-Ne, 5mW、通常、前方一次元
- Ar, 4W、光ファイバー、後方二次元
- LD, 30mw、通常、後方一次元
- He-Ne, 25mW、光ファイバー、前方一次元*2
- Ar, 2W、光ファイバー、前方、2色 (二次元)
- LD, 20mW、通常、前方一次元
レーザ流速計 (LDA)/位相ドップラ流速計 (PDA)の信号処理器
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周波数トラッカ:DISA 55L37, Cambrige consultants CC-8, Dantec
55N21
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周波数カウンタ:Dantec 55L90a*3
- BSA:Dantec 57N20
- Interface:Dostek 1400A 2枚、Dantec 55G20
- Aerometrics:PDPA (研究センター)
- PDE:Invent Filterbank
- DSP:Invent One boad
- PDA:Dantec (一時使用)
研究支援用マイコン類
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HP, Vectra ES-12, QS-20, 486/33M, Compaq 486/66i,
Compaq 4/100, GATEWAY 2000 P5-133 データ処理
- HP, EWS-9000-710G, 712 数値計算
- Toshiba, J3100-GX, GXS, SX120VW データ処理、文書処理
- Pacific, PZ80K*3 トレーニング用
- HP, WS-9000-216, -310M, データ処理、アニメーション化
- Hitachi, BM-L3*2 移動台制御
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