HOMEReview

ELP
エマーソン、レイク&パウエルかあ...。
アーティスト EMERSON,LAKE&POWELL
タイトル EMERSON,LAKE&POWELL
評点 80
Coz Point 90
@THE SCOREALEARNING TO FLYBTHE MIRACLECTOUCH AND GODLOVE BLINDESTEP ASIDEFLAY DOWN YOUR GUNS GMARS,THE BRINGER OF WAR FROM THE PLANETS BY GUSTAV HOLST
 正直言って本当のELPをそんなによく知らないので、比較できません。このアルバムも結構いい曲もあって意外と聴けますが、そんな何百回も聴いてないです。でもコージーらしさは味わえます。ドラムの音がだいぶ加工されてたり、金物(特にハット)のプレイが洗練されてますが、やっぱりコージーです。個人的には@ですな。いきなりコージー16刻み!と思ったら、「えっ新日本プロレス?」のメインテーマ。オカズも相変わらず「やってくれる」し、コージーグルーヴも健在。この曲聴いてると、メロディと相まって、何か行進したくなってくるですよね。唐揚粉のCMの香田晋みたいな動きで。話が逸れた。で、凄いのが、この曲で何度か登場する、いわゆるプログレ的なユニゾン部分。さすがコージー、これらユニゾンをほとんどスネア(とバスドラ)だけで乗り切っている。たまらんっス。しびれるっス。 Gはドラムソロでもやっていたホルストの"火星"。これ、コージーが「ねぇやろうよ」とか言って、キースエマーソンにせがんだんだろうか。
Whitesnake
コージーの加入は、ホワイトスネイクが派手なHRバンドへと転身する足がかりとなったのではないでしょうか。
アーティスト WHITESNAKE
タイトル SLIDE IT IN
評点 91
Coz Point 95
@GAMBLERASLIDE IT INBSTANDING IN THE SHADOWCGIVE ME MORE TIMEDLOVE AIN'T NO STRANGERESLOW AN' EASYFSPIT IT OUTGALL OR NOTHINGHHUNGRY FOR LOVEIGUILTY OF LOVE
 ゲフィン移籍第一弾。このアルバムのレコーディング後、ジョンサイクス、ニールマーレイが加入し、いわゆる最強ラインナップとなる。録音レベルが低く、派手な曲もなく全体的に地味な印象を受けるが、佳曲揃いの名盤。前作までとも、大ヒットした次作以降とも異なる白蛇サウンドを堪能できる。リズムアレンジが見事なA、直向なプレイが曲調とともに胸を打つB、ライブではコージーも一緒に口ずさんでいたDなどは、コージーの堅実なプレイに支えられた名曲。他の曲でも、コージーはいっさい派手なドラミングをしていないが、特筆すべきポイントは2つ。まず@。当時彼が好んで叩いていた、ドッタッドッタッとバスドラを4分で刻むパターンで独特のグルーヴを創り出すもののなかでは、最高峰に位置するだろう。そしてE。「曲あってのドラミングなのか、コージーのドラミングあって成り立つ曲なのか」というほどハマッている。ヘヴィなノリと切れの良さの対比が見事だ。因みに米盤はジョンサイクスがギターを録り直し、音質も向上して曲順も変わっている。その米盤テイクの抜粋と未収録曲、デヴィットのインタビュー入りの「AMERICAN REMIX VERSION」というミニアルバムも発売されている。
THE MICHAEL SCHENKER GROUP
MSG時代のコージーは、人気絶頂。MSGもこの頃が一番輝いていたように思えます。
アーティスト THE MICHAEL SCHENKER GROUP
タイトル MSG
評点 87
Coz Point 85
@ARE YOU READY TO ROCKAATTACK OF THE MAD AXEMANBON AND ONCLET SLEEPING DOGS LIEDBUT I WANT MOREENEVER TRUST A STRANGERFLOOKING FOR LOVEGSECONDARY MOTION
 コージーがMSG在籍時に唯一残したスタジオアルバム。マイケルシェンカーの作曲能力、ギタープレイともに秀逸で、佳曲が目白押し。コージー曰く「アメリカンマーケットを意識してソフトになり過ぎ」といわれる音作りだが、果たしてそうだろうか。充分ハードだと思うが...。名曲Eも、ワイルドな音質で見事なパワーバラードに昇華している。ドラムの音で気になるのは、スネアが薄っぺらなのと金物がややうるさいことだろうか。プレイ面では、得意フィルを随所にかましていて、セッション参加と違い結構”暴れて”いるが、ノリがイマイチ。レコーディングでも閃きを大切にするコージーと、リハーサルを繰り返すプロデューサーのロンネヴィソンとの対立は有名で、そのレコーディング現場の重い空気がサウンドにも現れてしまったのだろうか。ヘヴィなAの前半部も、本来ならもっと気持ちいいノリを表現できるはずだが、どこか曲とマッチしていない様に思う。

 

 


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