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JEFF BECK GROUP | |
ジェフベックグループへの参加により、コージーはロックシーンの表舞台へ。 |
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アーティスト | JEFF BECK GROUP |
タイトル | ROUGH AND READY | |
評点 | 83 | |
Coz Point | 80 | |
@GOT THE FEELING ASITUATIONBSHORT BUSINESS CMAX'S TUNEDI'VE BEEN USEDENEW WAYS TRAIN TRAIN FJODY | ||
’71年発表の第2期ジェフベックグループの第一弾アルバム。ほとんど無名だったコージーはオーディションにより加入を決めた。メンバーは他にボブ・テンチ(Vo)、クライヴ・チャーマン(b)、マックス・ミドルトン(key)。ロックを基調にR&B、ジャズ等の要素を大胆に取り入れたサウンドはかなり魅力的で、アルバム全体的にブラックフィーリングに溢れている。ここで聴けるコージーのプレイは、一般的なコージーのイメージである「シンプル&パワフル」とは掛け離れており、16ビートを基本に軽快なリズムを刻んでいる。ただ、このテの楽曲のドラミングにしてはウラ拍よりオモテ拍を強く意識しグルーヴより切れに重点を置いている点と、ツーバスをあくまでストレートに活用している所がその後のコージーに通じる。イントロが印象的な@、疾走感溢れるカッコイイA、バラエティに富んだフィルと中間部のギターとの掛け合いでコージー節!のドラミングが聴けるEが聴きどころ。 マックス・ミドルトンの貢献度はかなりのものだが、やっぱりCは退屈だと思う。 |
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アーティスト | JEFF BECK GROUP |
タイトル | JEFF BECK GROUP | |
評点 | 94 | |
Coz Point | 90 | |
@ICE CREAM CAKES AGLAD ALL OVERBTONIGHT I'LL BE STAYING HERE WITH YOU CSUGAR CANEDI CAN'T GIVE BACK THE LOVE I FEEL FOR YOUEGOING DOWN FI GOT TO HAVE A SONG GHIGHWAYS HDEFINITELY MAYBE | ||
’72年発表の通称オレンジアルバム。レコーディングでは、ジェフとの意見の食違いから腹を立てたコージーが壁を殴って指を骨折するというアクシデントがあるなど、バンド内部に亀裂が生じた。結局このアルバムを最後にこのバンドは消滅してしまう。サウンドは前作の路線をさらに押し進めたよりモータウン色の濃いものに仕上がっているが、冷静に聴くとそれはVoとbによるところが大きいと思う。あとはプロデューサーのお陰か。GとDrはやっぱりブリティッシュだ。カヴァー曲が多いためか、前述のプロデューサーが有能なのか、とにかく楽曲の完成度、アレンジ共に申し分のないいわゆる名盤。コージーは前作同様のドラミングで、きめ細かいリズムアレンジをファンキーに決めており、メジャーデビューの前作より幾分堅さは抜けているがノリはあくまでソリッド。個性が確立しつつある音数の多い尖がったフィルは、若さゆえの荒削りさはあるが非凡なセンスを感じる。全体的にグルーヴではなくオカズで「歌っている」ところがコージーらしい。イントロのドラムソロ、随所にフィルを決めまくる@はコージーファン必聴。名曲Hはビデオクリップ(?)も作られた。 |
BEDLAM |
コージー初のリーダーバンドですが、短命に終わってしまいました。 |
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アーティスト | BEDLAM |
タイトル | BEDLAM | |
評点 | 85 | |
Coz Point | 93 | |
@BELIEVE IN YOU AHOT LIPSBSARAH CSWEET SISTER MARY DSEVEN LONG YEARSETHE BEAST FWHISKY AND WINE GLOOKING THROUGH LOVE'S EYESHPUTTING ON THE FLESH ISET ME FREE | ||
無名時代からの僚友、デニス&デイヴのボール兄弟らと結成したコージー初のリーダーバンドの唯一のアルバム。プロデューサーはマウンテンのフェリックス・パッパラルディ。バラエティに富んだ高品質な楽曲が揃ったアルバムだが、レコード会社の充分なサポートが得られず全く売れなかったらしい。隠れた名盤。正統的なブリティッシュハードロックや、ジェフベック時代のテイストを感じさせる楽曲などの中で、コージーは暴れている。決して曲の邪魔にはなっていないが、かなり手数は多い。自らリーダーということで自由気ままに叩いている、ここで聴けるドラミングこそがコージー本来の姿との見方もできるかもしれない。そしてコージーが先天的ハードロックドラマーであることも窺い知れる。普通の感性ならソウルっぽいCのサビでツーバス連打はしないだろう。IはグラハムボネットのソロやFORCEFIELDで演っていた曲とは同名異曲。 |