・・・というよりカネゴンの独り言と愚痴のページ

2001年5月のページ

 
2001年
(平成13年)
5月31日(木)
恐ろしきパソコン業界


 今日は月末恒例の伝票処理。私が最もイヤな日だ。本当に
この作業がイチバン嫌いで、やっていて頭が痛くなる。

 5/27(日)に共同通信社へ行く前に秋葉原へ寄った。いろ
んなパソコン関連&デジカメ関連の機器を見るためだったが、
パソコンのメモリーを購入しようと思っていた。それまでの実装
メモリーが256KB1枚だったのだが、あと1枚256KBを挿そ
うと思ったからだ。
 
 私がいつも行くのはツートップ本店。他に比べて値段はどうか
知らないが、店が見安くてなおかつ場所が外れで末広町駅に
近いので便利。
 最近パソコン雑誌もほとんど見ていないので、最近のメモリー
の価格も知らなかったのだが、行って驚いた。何しろ256KB
がPC133対応のCL3で7,000円台。昨年の11月に購入し
た時には確か12,000円台だったと思う。半年で5,000円前
後も下がっている。これには驚いた。こんなに下がっていたと
は。

 それにしてもパソコン関連の商売は大変だと思う。ちょっと
時間が経つと、あっという間に値段が下がってしまう。わずか
でも在庫が残ってしまうと、一気に赤字だ。実勢価格が下が
ってしまえば、仕入れ値を割ってでも売らねばならない。
 といって販売価格を下げるためには、ある程度大量に納入
しなければ有利な交渉が出来ない。
 結局のところ鮮魚店のような
『イキのいいうちにとっとと売る!』
ことが求められてくるので、大量に仕入れたものを大量にさ
ばくための販売方法が必要になる。なおかつ購入後のユー
ザー・サポートも必要になる。これは大変だ。

 そんでもってやっぱり大したものだと思うのは、ラオックス・
コンピュータ館。ソフト購入時などは、
『お客様が使用されているコンピュータは何ですか?』
と必ず確認し、ソフトの対応パッケージを確認してくれる。ま
た先日購入した時は雨降りだったが、紙袋の上から濡れ防
止のビニールを被せてくれた。

 メモリ増設の効果は実に快適で、操作が楽チンチンである。



 今日からいよいよボートの全日本選手権が始まったが、
↓昨日書いた中央大学4×(舵手無しクオドルプル)クルー
は、予選2位で明日の敗者復活戦へまわった。ちょっと組み
合わせが悪かった面もあるが、とにかくがんばってほしい。

 しかし自宅にいながらにして、レース結果をすぐに知ること
が出来るのもインターネットならではである。仕事があるので
体は栃木にいるが、頭は戸田へ行ってしまっている。


2001年
(平成13年)
5月30日(水)
クォーター

 私はボートのレースでは1500mしか経験が無いが、通常の
レースは2000mで行われる。エルゴメーターというトレーニン
グの機械で2000mの測定をやったことはあるが、これはもう
1000mとは別世界である。1000mは時間にして3分30秒
前後で何とか意識の上でも乗り切れる時間と距離なのだが、
2000mの7分以上になると『つらい』などと簡単に表現出来る
ものではない。

 クォーターとは1/4のことだが、ボートの2000mレースの
場合に500m毎に区切って考える。第1クォーター、第2クォ
ーター、第3クォーター、第4クォーター(ラストクォーター)てな
具合に。そしてレース前に各々に予めタイム設定をしておき、
どの様な展開にするかを考えるのだ。これがものすごく重要
で、これがどちらかというと「先行逃げ切り」という展開しか考
えられない1000mレースとは大きく違うところである。まあ
もちろん実際のレースでは組み合わせによってマークするチ
ームを絞る場合も当然あるし、天候と気象条件によって自ずと
展開も違ってくる。またレース中に不意のアクシデントに見舞
われる場合も多々ある。
 実際のところ、筋書き通りにレースが展開することの方が
少ないと思うが、いかがなものだろうか。まあこれも仕事と
同じで、その時々の状況判断が重要なのは言うまでもない。
これが出来ないとボートでも勝てない。

 私の場合1日の生活も時間を区切って予定を立てている。
自営業で雑用まで含めて全て自分でやらねばならないので、
1か所にとどまっていたら何も進まない。工場に入る時間と
事務所に入る時間、外へ買い出し(主にホームセンター)に
行く時間の配分はその日次第だ。
 時間的に考えると(クォーターにはならないが)、朝食前(
〜7時)、午前中(8時30分〜12時)、午後(1時〜6時)、
夜(7時以降)てな具合に区切って考えているようである。

 いよいよボートの全日本選手権が、明日から埼玉県・戸田
ボートコースで始まる。今年は中央大学にいる佐野高校ボート
部のOB:3人が全員いっしょに出るという、実に珍しくも嬉しい
ことになった。舵手無しクォドルプルという、舵取りのコックスが
乗らずに漕手4人が両手各々に2本のオールを持って漕ぐ種
目である。
 これの決勝種目はNHKにてテレビ放映〔6/3(日)の午後
3時から4時まで教育テレビにて〕される。果たして全員いっし
ょにテレビに映ることになるかが楽しみなところ。明日の予選
の結果で、ある程度予想はつくのだが。

 そして今年から私の佐野高校ボート部の時の同期の蔵田君
(アトランタオリンピック代表)が、中央大学ボート部のコーチに
就任した。多分平日はNTTの仕事、土・日は戸田コースで
コーチ業という感じになってしまって、プライベートな時間は全く
無いと思う。やってみれば分かるがこれはとてもつらいことだ。
そしてコースに顔を出していなくとも、電話やメールで後輩部員
の相談を受けたり部の方針を決めたりしなければならない。
 でも先日もらったメールからは後輩部員の活躍を祈る様子が
ひしひしと伝わってきて、とても活き活きしている様子が感じら
れて安心した。

 昨年の純粋な佐野高校ボート部OBでの国体出場も感慨深
かったが、今年は蔵田君がコーチに就任して後輩達を指導し
ている。そして現役OB3人がいっしょの艇で全日本選手権に
出場する。これもまた非常に感慨深いものである。

 ナントカ6/3(日)の決勝レースは戸田コースへ見に行きた
いと思っている。そろそろ栃木県ボート協会HPのトップページ
の写真を変えねばならない。いつまでも昨年の国体の写真で
はうまくないであろう。

2001年
(平成13年)
5月29日(火)
続・ちゅらさん

 先日雑誌で読んだら、ナンダカ視聴率がこのシリーズの中で
過去最低なのだとか。どうも私が好んで見るやつは、世間の人
は見ないらしい。私が変人ということか。ナンダカNHKの海老
沢会長は激怒しているらしく、次のシリーズが視聴率悪かった
ら大変なこと(リストラ?)になるらしいけど、本当かな?。
 
 まあそんなことはどうでも良くて、昨日の放映は主人公がバ
イトしている沖縄料理店が繁盛してきたのだが、
『果たしてそれは店のご主人が望んでいることだろうか』
と疑問を持ち始めるところである。常連さんがお店に入れなく
なってしまった。
 そして今日はテレビの生中継で
『お昼のランチを止めます!』
と言ってしまった。

 そんでもってやっぱりこういう話題になると、毎日行列で
有名な佐野ラーメンのTさん(地元の人間にはすぐに分か
るだろうなあ・・・)。手打ちラーメンは1日・70食くらいしか
出せない。だから今はお昼だけで売り切れてしまって、夜
はお店が開かなくなってしまった。以前は週に1〜2回は
行っていたのだが、現在はここ数年しばらく行っていない。
食欲だけが生きる喜びの私にとっては、人生の楽しみが
半分以上無くなってしまったようなものである。

 きっかけは週刊ポストの取材だった。これは私の家が建築
中だったから、今から10年前くらいになるのかな?
 Tさんは取材が大ッキライで、テレビとか雑誌に出るのなん
か絶対に嫌なのだ。この頃既に、
『いつも来ていただいている地元の方に食べていただけない』
と嘆いておられた。

 敬老の日の9月15日だったか、大工さんの若職人を連れ
立ってお店に行ったら、ナンダカ様子が変。お店のレジのと
ころに邪魔な人間が3人ほどつっ立っている。
『何やってんだ、コイツラ・・・』
と思ってたら、佐野商工会議所の人間と週刊ポストの記者&
カメラマンだった。それにしても困ったのは記者で、何しろ
取材に対してTさんご夫婦は何も答えてくれないのだ。取材
がキライなのだから当たり前。もちろん、カメラマンに対して
ポーズなんかとるはずもない。
 ほとほと困っているところに、私がカウンター奥のいつもの
席で
『餃子2人前!』
といつもの如く注文したら、佐野商工会議所のおっさんが、
『え?そんなに食べるの?』
なんて聞いてくるので、うるせえオヤジだなと思いつつも
相手してたら、

『お〜い、ここに面白い人がいるよ〜!!』

と週刊ポストの記者を呼ぶ。ホント失礼なオヤジだと思った
し、この記者も品の悪い黄色いメガネをかけたオバハン・・・
失礼一応オネエサンで、確かにこれじゃ取材受けるのも嫌
になるはずだが、ナントまあ、Tご夫婦に代わって私が取材
を受ける羽目になってしまった。そうか、正確には小学館・
ラピタの前にここで初取材を受けていたことになるか。

 果たしてその週刊ポストは発売され(何しろ全国誌!)、
Tさんのお店は毎日行列となり、以後各雑誌やテレビで
佐野ラーメンが取り上げられる回数は増えた。ここぞとばか
りにお店を改装するところ、自慢話に花を咲かせるところ、
数知れず。
 しかしTさんご主人はひと言。
『所詮たかがラーメン屋ですもん、周囲が騒ぎ過ぎなんです
 よ』
と。Tさんはどんなに有名になろうとも手打ちラーメンを守っ
ていて、絶対に機械を導入しない。ご自宅で麺を打つ様子
を見せていただいたが、それはもう見事な動きであった。

2001年
(平成13年)
5月28日(月)
トンデモ!

 たまには佐野高校ボート部の後輩の中でヒトネタ。

 もう5年くらい前になるか、当時新入部員だったT君を乗せて
河口湖から帰ってきた。
 首都高速で都内に入ったら、彼がひと言。

『新宿?
  新宿って何県ですかぁ〜??』

 私は一瞬言葉を失ったが
「オ、オ、オ、オマエ、
 本当にちゃんと受験して入ってきたんか?」
と問い返すのが精一杯だった。
 
 ちなみに彼のお父さんは社会の先生である。


 ↓好調な業績に関してトヨタの奥田会長は、
『ただ単に他(日産と三菱のこと?)がコケタだけ』
と素っ気無い。
『とにかくうちは国際競争力を維持するために、
 常に合理化に挑む』
 さすがは「乾いた雑巾をさらに絞る」トヨタの会長である。

2001年
(平成13年)
5月27日(日)
ムーディーズの格付け

 生命保険のアリコ・ジャパンは盛んにこれが『AAA』(トリプ
ルAと読む)であることを宣伝しているが、まあ何となく企業の
信頼度を示す格付けのようなものである。もちろんAAAがいち
ばん良くて、いちばん下は何だったかな?私は専門家では無
いので良く知らない。
 
 ちなみに日本の金融機関のこのランキングはひどいもので、
『緊急の救済が必要』と思われるところにゴロゴロ。まあ今だ
に不良債権の処理に追われているのだから、仕方あるまい。
 
 この格付けで日本企業で最高だったのはトヨタ自動車だった
と記憶しているが、ある時その格付けをムーディーズによって
ひとつ下げられた。ムーディーズ側の見解では(簡単に言うと)
『トヨタはリストラの努力をしていない』
というものであった。
 それに対して当時の奥田社長(現在、日経連会長)が記者
会見して、

『リストラ、リストラと言うが、従業員の首を切ることだけが
 リストラでは無い。
 うちでは常に合理化の努力をしている。
 そして国内雇用を維持しつつ、利益を上げている。
 ムーディーズが格付けを下げるのなら多いに結構。
 勝手にやってくれ』

と反論した。

 私はこの時にトヨタの奥田さんという人はスゴイ人だと思っ
た。奥田さんが社長に就任した時、初めての豊田一族の出身
で無い社長だっただけにその経営手腕が大変注目された。
この発言の裏にある自信もさることながら、特筆すべきはきっ
ちりと国内工場生産・雇用を維持していることである。多くの
工場が労働賃金の安い諸外国へどんどんと流出する中、こ
れはとてつもなくスゴイ事である。どんなにスゴイかと言えば、
何せその諸外国は労働コストが日本の1/10以下なのだか
ら。木工製品だって海外生産して輸入する時代である。

 商品開発に関して言えば、私が現在乗っているクルーガー
Vにしてもそうである。普通ハリアーがあれだけヒットして売
れていれば、同じクラスに僅かにベクトルが違うだけの車を
投入してくることなんてのは考えられない。しかしトヨタという
会社は3年後にそれをやってくるのだ。以前にも書いたが、
本当にクルーガーVという車はハリアーの欠点を丁寧に解消
している。両方に乗っているから非常に良く分かる。私はちょ
っと乗って『ウムム・・・』と唸ってしまった。

 そして奥田社長の発言の結果はどうだったか?
 先日の報道ではトヨタは過去最高の1兆円近い利益を上げ
たという。まさしく
『アッパレ!』
としか言いようが無い。有言不実行な人間が多い中、これぞ
まさしく有言実行を地で行くようなものだ。

 惜しむらくは今回の小泉内閣の組閣の際に、小泉さんからの
ナントカ大臣就任の要請を奥田さんが断ったこと。
『経済一流、政治は三流』
と言われ続けてきた日本。やはり一流から三流にランクダウン
して仕事するのは、面白くないんだろうナア・・・。

 私も最近、生ぬるい世界に足が向かなくなってしまって困って
いる。


2001年
(平成13年)
5月26日(土)
国会中継

 ナンダカすごく視聴率がいいのだそうだ。最高で13パーセ
ントまで行ったのだとか。こりゃすごい。視聴率低迷の巨人戦
に迫る勢いだ。森内閣の時の10倍。そういえば支持率も森
内閣の10倍以上。フムフム。

 この原因は竹村健一氏(タケゴン!)によると
『答弁を誰にも分かりやすい、普通の言葉で行っている』
ということにあるという。ナルホド。これを真っ先に行ったのが
民主党の管直人氏らしいが、やっとこれが本流になってきたと
いうことか。まあ一般庶民に分かりやすくなったのはいいこと
だ。

 ただまあ異常とも思える高い内閣支持率は、期待感がただ
そのまま数字に反映されているのだと思う。これからいかに
改革が断行されるのか興味津々だが、そうそう簡単には行く
まい。
 とは言っても参議院選挙がすぐそこまで迫っているから、
自民党としてはこの異常人気を利用しない手は無い。ナンダ
カンダとトラブルがあっても、選挙が終わるまでは『小泉降ろ
し』という流れにはならないだろう。

 ただ期待の田中真紀子外相が最近おとなしくなってきて
しまっているが、やはり永田町の論理には敵わないのかな?
 
2001年
(平成13年)
5月25日(金)
がんばの里

 デジカメ忘れてしまったので、コンビニで買った『写るんです!』
にて撮影。本日現像されて来ました。



↑昨日書いた公衆浴場。
 正確に言うと、天皇陛下が入浴するために作られた
 ものだとか。








↑上の公衆浴場から歩いてきてすぐ左。
  結構な坂。この鳥居は映画に出たかな?








↑部員達がランニングした『いさにわ神社』







↑漢字はこう書く。ムズカシイ!







↑いちばん下より見上げたところ。






↑中段より上方。







↑コーチ役の中島朋子さんが座ってたのはこの辺かな?






↑映画では出て来なかった(と思う)神社そのもの。







↑上段より見下ろしたところ。
  腰痛レナちゃんが降り返ったシーンはこの辺でしょうナア。








↑中段より下方。







↑私達が宿泊した旅館『ふなや』
  共栄会事務局任せで料金は知らないが、天皇陛下及び
  皇族が宿泊する旅館ということから、まあかなりの料金で
  あることは確か。






 先の公衆浴場から帰って来て、ふと旅館から坂の上方を見
上げて『アレ?』と思った。あの階段、もしや・・・。風呂上りの
下駄のまんま階段を上がり始めてしまった。
 うん、これは間違い無い、と思って旅館の従業員に聞いた。
そしたら男性従業員は知らないという。違うのかな・・・と思っ
てたら、女性従業員が
『ええ、撮りましたよ!』
と教えてくれた。
『やっぱそうですかあ〜?
  ボクはボートやっててあの映画良く見てるんですよ〜』
と感激。
 この写真は翌朝(24日の朝)撮ったもの。




2001年
(平成13年)
5月24日(木)
ナス共栄会・総会

 昨日・今日と道後温泉まで行ってきた。
 共栄会というのはナス・ステンレス鰍フ取り引き業者で組織
されるものであるが、総会は年1回全国各地様々なところで開
かれる。
 今年の道後温泉というのは何県のどこだかも知らなかった。
何せ理事会からの決定通知を目にしただけで、
『ふむふむ、とにかく5月23日(水)・24日(木)の2日間か』
という認識しか無く、また往復の行程も足利ナス協力会の方
にお任せだったから、連絡された金額を用意しただけ。実に
いいかげんなものである。・・・例年のごとくこの2日間を留守
にするための仕事の段取りが大変だから。
 
 で結局道後温泉が愛媛県であることを知り、空港に着いてか
ら松山市であることを知った。旅館は天皇陛下が宿泊したこと
もあるらしいが、とにかく狭い。全体の間取りもナンダかごちゃ
ごちゃしているし、イチバン嫌だったのは天井が低いこと。これ
ってすごく圧迫感を感じるのだ。
 そして旅館内の風呂が狭いので公衆浴場を使用してくれと
いう。外出するのに用意された下駄を履いたら、これが小さくて
まともに履けない。その目当ての公衆浴場も、また狭くてまと
もに中に入れない。何よりいろんな説明をされて、風呂に入る
までがひと苦労。
『ナンダカとっても難しいお風呂だなあ・・・』
とかなり嫌になっていたのだが、風呂上り浴衣に着替えていて
『アレ?』
と思った。そこに浮かんできたのは記憶にある光景。

 愛媛県・松山市。そうここはボート映画:『がんばっていきまっ
しょい!』の舞台ではないのか?そしてもしかしてここは、腰痛
を治療するためにやってきた田中レナちゃんと、コーチ役の中島
朋子がバッタリ会って、

レナちゃん:『コーチぃ・・・?』
中島朋子:『あんた、こんなところで何してるん?』
レナちゃん:『ばあちゃんが、温泉が腰にいいって言ったから・・』

と会話を交わした場所ではないのか?
 私はそれまでの不機嫌がいっぺんに吹っ飛んで、従業員の
オバチャンに、
『ココって映画のロケやりました?』
と聞いてみた。そしたらオバチャンは
『ええ、何回もやってますよ』
と答えるので、
『がんばっていきまっしょい!っていうボートの映画で
  出ましたよね?』
と聞いたら、
『ええ、出ましたヨ!』
と。
 アリャー、なんとまあここはがんばの里であった。

2001年
(平成13年)
5月23日(水)
プロジェクトX
ホテル・ニュージャパン火災救出劇


 我々消防団員は炎の中には踏み込まない。明確な基準が
あるわけではないのだが、大体屋外から水をかけていて火が
おさまったらトビを持って壊しに入る、というのが一般的である。
屋内進入でイチバン怖いのはフラッシュオーバーといって炎
がいきなり襲ってくる現象と、火が無いので安心して踏みこん
でいったら実は有毒ガスが充満していた、という場合である。
最近の家屋は『耐火・耐熱仕様』をうたっているが、その分
後者の現象が多くなるような気がするのだが、大丈夫なのだ
ろうか?

 ホテル・ニュージャパンの火災はそのずさんな防災管理と
『炎が上がっている中、蝶ネクタイをつけて出て来た』
横井社長への非難にばかり目が向けられてきたような気が
する。今回初めて命を懸けて人命救助にあたった消防隊員
の方々の話を知って、改めて目頭を熱くした思いである。
 そして助け出した人の数よりも、助け出せなかった人の数
を憂い、
『その数を今後少しでも減らしたい』
と願う姿に、非常に感銘を受けた。映画:「シンドラーのリスト」
で、最後に主人公がユダヤ人受刑者の分厚いリストを手にし
ながら
『もっと助け出せたハズだ・・・』
というシーンが出てくるが、同じである。

 先日野猿というバンドが解散したら、そのファンと思われる
若者が
『死ぬ理由も無いけど、生きてる理由も無い』
と自殺してしまったという。最近そこいら中で命を粗末にする
事件が溢れている。最近
『ナンナンダ? 最近の日本は?』
と思っていたが、この番組を見て改めて人命の尊さを知った
次第である。

2001年
(平成13年)
5月22日(火)
ニコン・クールピクス995

 デジカメの話題が続いてしまったが、私の持っている(現在
修理見積もり中)990の後継機種が995。どうでもいいけど、
次の型番はどうなるのだろう?

 結構この機種には期待していて、
『こりゃ990の欠点を全て解消しているか?』
とワクワクしていたら、デジカメ雑誌を読んでガックリ。990で
イチバン気になった、
『バッファーが小さくて、撮影インターバルが長い』
という欠点が解消されていないのだ。バッファーの大きさが
990と同じなのである。何しろ640ドット×480ドットの画像
サイズでなおかつ圧縮モードで撮っても、撮影間隔は2秒くら
い待たされる。これは実に長くて撮る意欲をそがれる。

 990の画像はその名の通り、
『解像度がすごく高いが、色乗りは浅くてクールな印象』
なのだが、これは捕色フィルターのせいもあると思う。一概に
どちらがいいかとは言えないが、最近では原色フィルターの
採用が増えている。しかし995は捕色フィルターのままなの
である。これにもガッカリ。私はどちらかというと原色フィルタ
ー系の画像が好きである。キャラクター的にはフジ・ファインピ
クス・ハニカムCCD機の、明るくて色乗りの良い画像が好み
なのだが、6800以下は私のでかい手には持ちづらくて仕方
無い。

 結局のところ995は990から大きくは変わっていない。余
り期待しないで購入してきた(オリンパスさん、失礼)3040
だが、非常にいい買い物だった。あの画像でスパスパ撮れる
のはすごく快感だ。

 思えば普通のカメラでも、うちではオリンパスを使ってきた。
あのシューティングスタイルの、京セラ・サムライに対抗して
出て来た『イズム』である。あれは実に使い易かった。・・・
確か火事で焼けてしまったと思うが。

 何となくオリンパスにはカメラメーカーとしての安心感があ
る。しばらく私のメインデジカメは、オリンパスのC3040ズ
ームで決まり!

2001年
(平成13年)
5月21日(月)
オリンパスC3040ズーム

 ずっとコンパクトフラッシュカードを使用してきた身から見
ると、スマートメディアというのは実に頼り無いのだが、実
用的には問題無いのであろう。まあ小さいのは事実で、
スマートメディア3枚でコンパクトフラッシュ1枚分くらいの
感じである。
 
 昨日スマートメディアリーダーのUSB接続が済んで(
予想に反して一発で接続が終了した)、やっと画像が取り
込めた。3040のちょっとした使用インプレを。

 やはり明るさに強いのは事実で、例えばMX−14を
フラッシュ使用で明るさ補正したのがコレ↓。



 これならそのまんまHPの製品紹介に使用出来るであろう。

 そしてデジカメなら無理であろうと思われた、
『夜、光の無いところでのフラッシュ撮影』
がコレ↓。



 これは当方宅の裏庭であるが、パソコン側での明るさ補正
はしていない。驚くべき明るさの写真である。通常のデジカメ
であればもっと真っ暗で、いくら明るさ補正しても追いつかない。
とにかく実用になる写真である。

 あと説明書にある『フルタイムAF』は絶対にONにした方が
良い。ナゼ初期設定(デフォルト)がOFFに設定されているの
か謎なのだが(バッテリーを持たせるため?)、構えた段階で
すぐにピントが合ってシャッターが切れる。そして手ぶれによる
ピンぼけもかなり防止出来る。

 とにかくまだまだ説明書はほとんど読んでいないのだが、
かなり優れたデジカメであることは確かだ。