HOME | BBS
 

「レインボーやめてしばらくほされてたからね」

   ブラックサバス加入のいきさつについての問いに対しての一言。「ビルワードが脱退した時にサバスからオファーがあったが、当時はレインボーに在籍していたので断った。でもあれは失敗だった。その1年後レインボーやめてしばらくほされてたからね」ということです。へぇ〜ほされてたんですか。 「ほされる」と聞くと、ジャニーズ事務所をやめて独立した後のトシちゃんを思い出しますが、実際どうだったんでしょうか。正直英語が分からないので、実際にコージーが「ほされてた」と表現していたかどうか知らないですけど、とりあえず対訳を鵜呑みにすると聞き捨てならない一言です。

 レインボー脱退後のインタビューでコージーは、「契約関連の整理に3〜4週間、ニューバンドのメンバー発表までに最低6週間かかる」と発言しています。この時期、水面下ではメンバーの選定はほぼ終わり、ギターにゲイリームーア、ジェフベック時代に一緒にプレイしたボブテンチというラインナップでリハーサルを行っていたようです。しかしゲイリーのジェットレコードとの契約の束縛により、このラインナップによるプロジェクトは崩壊してしまいます。コージーはこれら一連のことについて「ほされた」と表現しているのでしょうか。レインボー時代のマネージメント事務所が裏で邪魔をした?レインボー脱退後もコージーはレインボー時代同様ブルースペインの事務所と契約を交わしているので、それはないでしょう。

 レインボー脱退が1980年8月16日。そして9月21日にはMSGの一員として全英ツアーに臨んでいます。その間わずか1ヶ月。とても「ほされてた」というほど仕事がなかったようにも思えませんが、ハードワーカーのコージーにとっては充分「退屈な時期」だったのでしょうか。いや、それよりも幻に終わったゲイリーとのスーパーバンドへの想い、そしてそれを実現できなかった悔しさが「ほされてた」という言葉につながったんじゃないかと思います。

HOME |過去の御言葉