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「まさかカーマイン・アピスほどのドラマーが、あれほど忠実に俺のコピーをするとはね」

   BLACK SABBATHのメンバーとして来日した際のインタビューで、バンド創成期に自ら関わっていたBLUE MURDERの話題になった時の一言。曰く「昔は俺の方がカーマインから学んでいたのに、BLUE MURDERのアルバムでのカーマインのドラミングは、俺がデモテープで叩いたとおりだ」とのことです。この件については、個人的に大好きなBLUE MURDERとコージーに関することなので、当時から随分気になっていました。詳しくは別の機会に譲りますが(せっかくのネタだし)、このインタビューで見逃せないのが「ジョンはきっと全部自分が書いたって言うんだろうな。」という発言です。
 ロック史に残る名盤である(と私は思う)BLUE MURDERの1stアルバム。上記発言に加え、「ジョン・サイクス、トニーフランクリンとの3人で、各自のベストテクニックとアイディアを持ち寄った」「曲作りにも9ヶ月という莫大な時間を費やした」「9ヶ月も掛けて作り上げたものが、俺にとっては総て無駄になってしまって残念」等の発言からも、コージーがこの名盤に多大な貢献をしていると推測できます。
 このサイトでは結構しつこく書いてますが、コージーの、楽曲に関するアレンジセンス・プロデュース能力は相当なものだと思います。このアルバムに限らず、コージー脱退後に発表した音源にコージーのアイディアをそのまま流用したと思える例は結構あるのではないでしょうか。コージー、損してるなあ。

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