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〜〜 遊びの日記・00年5月 〜〜 |
00’5/19〜21 京都・美山OLM |
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いよいよ、美山OLM最大の(?)目玉、ホルモン宴会の部である。 みんなそれぞれ、手際良く準備を始める。 荻メ、食事を前にしてテントを張らなければならなかったのだが、 宴会の準備に浮足立ち、それどころではなく、今回は車中泊にする事に決める。 なにせ、コレは主目的と言っていい位の、お楽しみだったのだ!(笑) そして、この決断は後に荻を救う事になる・・・。 風が避けられるかも知れないという事で、今回は佐々里キャンプ場の上流側を利用する事にする。 七輪は2基駆け!ケイピンさん・みの虫さんが手早く炭を起こす。 まずは乾杯!それぞれが七輪に群がり、肉に襲いかかる!(笑) 遂に、美山OLMの歴史的瞬間、「屋根」の無いホルモン宴会が行われた!! さて、少し腹が膨れた頃、気が付くと空いっぱいにカゲロウが飛んでいる。 (スピナーフォールって言うんでしたっけ?) 数種類のカゲロウが上昇と下降を繰り返している。スゴイ数だ・・・。 スピナーフォールは、湯川で去年見たのに続き、2回目の遭遇。 「いったい、何処に、これだけ・・・。」と思う程の数だ。 呆然として、空を見上げる。 「自然が豊かなんだなぁ・・・。」と一瞬真面目な事も考えた物の、会話は大体こんな感じである。 「スゴイ数だろ?」「スゴイですね。」 「アッチへ飛んでくのが、産卵するヤツだよ」 「ばしゃばしゃライズが始まったりして♪」「そしたらホルモンどころじゃないネ♪」 一同、やっぱり、フライフィッシャー・・・。 「よし、アレ、捕まえたろ!」と網を持ち出してきたのは、やっぱりみの虫さん!!(笑) でも、中々捕まらない・・・。 いったんは諦めた物の、荻メ、やっぱり気になる。それになんだか楽しそう・・・。 網を受け取りタイミングを計る・・・。「とう!」ジャンプ一閃・・・。 捕まえたカゲロウを「やった〜!」とみんなに見せる。 「テール、3本?」 「けっこう、デカイね。小さいのも飛んでるな。」 あわれカゲロウ君は、しばし酒のつまみになる・・・。 |
![]() そう言えば、結局、コヤツはなんて言うのだろう? 聞くの忘れた・・・。 どなたか、知りませんか? |
やがて、遠くで雷鳴。 そろそろ、ホルモンも終ったので、タープを出して置こうかなどと相談。 「その車とこの車の間に・・・・」と話ていると・・・。 突然、大降り!! 大パニックになりながら、それぞれタープの端に取りつく! 荻メも、慌てて張り綱を張っていると、ケイピンさんが、ひょいと、編笠を頭に乗せてくれた。 後で見てみたら、直筆の岩魚のイラスト付き。ちょっとオシャレである。 一同、パンツまでグッショリになりながら、結構素早くタープを張る。 会長さんの、もう火を点けるだけにしておいてくれたランタンもびしょ濡れ・・・。 しかたが無いので、別のランタンに火を入れ、一同、やっと一息付く。 と、バケツをひっくり返した様な雨が・・・、突然、小降りになる! 「っま、こんなモンですよねぇ〜」一同で微笑む。(実はちょっとクヤシイ・・・。) 「腹立つわ〜、なんで、ここは雨ばっかり・・・。」とNobuさん。 ホストの身としては、クヤシイ気持ちでいっぱいになっていらっしゃるのだろう。 「私、雨男です!カッパですから!!」とケイピンさんが悪役を引き受けて下さる。 さてさて、会長さんの差し入れの「真澄」を飲みながら、宴会は続く。 荻メの知る限り、フライフィッシャーがランタンを点けると、 いつもの雰囲気の会話で盛り上がる。そう、いつもの無邪気な会話・・・。 「うわ、デカイカディス!」 「何番?」 「あっ、でも、あのくらいのサイズでも喰う事は有りますよね。」 やがて、すっかり、酔いも回り、ノンビリと雑談を楽しむ頃、荻メ、用足しに立つ。 上流部のトイレに行こうと、タープから出て、車を回り込むと・・・、 足元を、じわじわと水が流れてくる 「??、morioさん達と訪れた時の大嵐でも、ほとんど増水しなかった川なのに・・・」 去年は、大嵐の翌朝でも濁りが少なく、森林の力に驚いたのだが・・・、 水の出所を見てみると、少し上流からだ・・・。 「あっそうか!」 去年はバイクで佐々里キャンプ場を訪れた。その時はバイクでは上流部に入れなかった。 この場所には、浅い流れを渡らないと、入れなかったのだ。 今回は上流部に石で簡単な堰を作り、その流れを変えてある。そうか、だから敷地が広くなってたんだ・・・。 その堰のせいで、流れが細められ、かえって水かさが増している。 その水が、本来の流れいた場所を止めている堰を少しずつ乗り越えている。 「良かった、テントじゃなくて・・・。」 それでも、心配性な荻、「水が来てる・・・。」と騒いでみる。 ちなみに荻メ、石橋を、散々叩いて、すり減って危なくなった頃に渡って、遭難するタイプ。(笑) Nobuさんにお願いして、Nobuさんの車と荻メの車を高台に移す。 時間も良いので、そのまま宴会もお開き・・・。 |
![]() 翌朝の風景。手前が切れた堰 |
さて、翌朝。 今日は最終日。食事を済ませ、キャンプサイト脇の川へそのまま入る。 「さぁ、今日こそ釣ってってナ!」とNobuさんが、最初からガイドに付いてくれる。 Nobuさんが教えてくれるポイントに次々と投げる。 「もう少し、こうするとドラッグがかからんよ。」 「少し流れの向こうを狙って。」 「ちゃんと流せば、合わせはまずくてもガッチリ喰ってくれるから・・・。」 Nobuさんは自分の釣りを捨てて、かなり、実践的な指導をしてくれている。 お祭りしたり、上手く流れなかったりと、自分に腹を立てながら釣上がる。 「ここも出んか・・・、じゃあ上の、そこの所を流してみて。」 荻が上に移り、入れ代わりにNobuさんがポイントに入る。 あっ!Nobuさんにヒット!! 「あっ、イカン、オレが釣っちゃった!でもネ、ちゃんといるでしょ?」 そう、Nobuさんの言う所にちゃんと魚はいるのだ。問題は荻自身・・・。 「なんとか一匹!」と言う気持ちが、Nobuさんの背中にハッキリ見える。 グイグイと進むNobuさんに、必死でついていく。 今にして思えば、とても幸せな時間だった。 この時、「なんとか釣らせて上げよう。」の気持ちに対し、荻メは「Nobuさんの前で一匹。」だったのだから・・・。 そして、無情のタイムアップ・・・。荻メが東へ帰る時間がやってきてしまった。 沢筋の道路へ上がり、キャンプサイトに下り始める。 途中、会長さん・ケイピンさんが山菜の話をしてくれる。 「荻ちゃん、月2回の特訓やな!来年は、もっと早い時期においで!!」 とNobuさんから、優しく声をかけてもらってキャンプサイトへ戻った。 ここから、先は別れの場面、寂しくなるから詳しくは書かない!(笑) キャンプサイトから降りて来て、最初の突き当たり。 Nobuさんの白い車が、荻の車のルームミラーのなかで反対方向へ曲がっていった・・・。 |
![]() 撤収直前の一コマ |
こうして、荻の美山釣行は終了。みなさん、ありがとうございました!! 今回は釣りメインだった為、画像がほとんど有りません。 にも関わらず、UPが遅くなりました事をお許し下さい♪ なお、荻メ、大阪を離れて20数年。最早ネイティブでは有りません。 文中の言葉の表現が、多少、怪しいのはご勘弁下さい!! 感謝を込めて、それぞれの方のサイトや縁の深いサイトをご紹介させた頂きたいと思います。 (順番は今回、お会いした順番です!!) Nobuさん「川辺で昼寝」 URL:http://web.kyoto-inet.or.jp/people/adams/ 会長さん「黒部源流のイワナを愛する会」 URL:http://web2.incl.ne.jp/iwao/ 直接ご本人のサイトでは有りません。今は、「へぼ」会長さんはHiroさんと改名されています。) みの虫さん「石清水の町から」 URL:http://www.interq.or.jp/tiger/minoura/ ケイピンさん「カッパのケイピンひとりごと」 URL:http://www01.vaio.ne.jp/Cappasan/ みなさん、ありがとう!来年また!!・・・かな?(笑) 〜〜 上巻へ戻る 〜〜 |
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