00’川遊び♪
〜〜 遊びの日記・00年5月 〜〜

00’5/19〜21 京都・美山OLM
美山釣行
一年ぶりに、美山を訪れた。
今回の目的は、例によって、Nobuさん、みの虫さんとホルモンを食べる事。
嬉しい事に、Nobuさんの呼びかけで、初顔合わせの、へぼさん・ケイピンさんも現地で合流してくれる。
宴会は多い方が楽しい!!
西の仲間との再会!!そして、アマゴへの再チャレンジ!!

さてさて、荻メは今回アマゴに逢えたんだろうか・・・。


〜〜 5/19 〜〜
−− 20:00頃〜 −−
真っ暗な道を、佐々里キャンプ場を目指して駆け上がる。
コーナーを照らすライトが、一瞬、鹿の姿を捉える。やはり、ここには山深い自然の豊かさが感じられる。

遂に、佐々里キャンプ場へ入る。
強めの雨、灯一つない誰もいないキャンプ場・・・。それでも、寂しさはあまり感じ無い。
長い距離を走ったせいもあるのだろう。再び訪れる事が出来た、懐かしさのような物が大きい。

シートを倒し、クーラーBOXからビールを一缶。そしてタバコを数本・・・。
ぼんやりと、雨音を聞きながら過ごす。
雨が小降りになってきので、二缶目のビールの前に、初めて車外へ出てで伸びをしてみる。
「また、ココにこれたんだな。」と、少し感傷的な気分にも浸ってみる。

寝袋を引きずり出し、本格的に車中泊の準備を済ませる。
やっぱり、疲れている部分はある様で、二缶目を開けきらないうちに、ウトウトしてくる。
身の回りを片づけて、そのまま、眠りに入る・・・。

−− 22:00頃〜(?) −−
フト、目を覚ます。「・・・、トイレ・・・。」
車に戻って、再び眠ろうとすると、車の上がってくる気配。
すぐに、キャンプ場入り口に、懐かしい白い車が飛び込んで来る。

再会!!Nobuさんと、二三、言葉を交わす。
ここで、Nobuさんから嬉しい提案があった。
「ここにおってもなんやし、家にいこか?ゆっくりしたらええよ。」
一も二もなく、話に飛びついて、Nobuさん宅を目指す。

車を止めると、すぐそばに大きなゲージ。
なかで白い大きなモコモコが、ドングリマナコでこっちを見ている。ピーチだ。ちょっと御挨拶。

さて、少し緊張しながら、お宅へ上がらせて頂く。奥様のHaruさんと初対面である。
Haruさんは、柔らかい印象の優しい雰囲気の方だ。
夜分に突然訪れたにもかかわらず、暖かく迎え入れて頂いた。

残念そうに、Haruさんから「いつも、雨ばっかりで・・・。」とのお気遣いの言葉。
荻メ、それが嬉しくて、ちょっと微笑み・・・。

さて、落ち着いた所で、ビールを飲みながら、しばしNobuさんと歓談。
去年、Nobuさんと一緒に飲んだ時の、あの雰囲気がすぐに戻ってくる。
結局、「しばし」のはずの歓談は、あっさり日付け変更線を越え、
「明日は起きられるかな・・・。」と顔を見合わせたのが、・・・なんと2時頃!!(笑)

〜〜 5/20 〜〜
−− 6:00頃〜 −−
意外にスッキリと目が覚める。鯨飲したわけでは無いが、疲れいて、その上、深夜まで飲んでいたのに。
大抵の場合、昨夜の様な雰囲気で飲んだアルコールは、翌日の不調を呼ばない。
Haruさんに、朝食とコーヒーをごちそうになる。

今日は学校のある土曜日。
Nobu家の子供達が順番に「行ってきまぁ〜す!」と学校に出掛けて行く中、
大の男二人は、空を気にしながら、イソイソと車に荷物を積み込む。
ピーチがゲージの中でピーピー甘えた声を出している。明るい所で改めて見ると、デカイ・・・。
ゲージにもたれて立つ姿は荻メの身長に近い。四つ足で立っていても、しゃがんだ荻より顔の位置が高い。
どうやら、出掛ける気配を察して、寂しくなっているらしい。
Nobuさんにお願いして、ゲージの入り口を開けて、少し撫でてやる。
デカイ図体なのに、甘ったれで、なんともカワイイヤツだ♪

Haruさんのお見送りを受け、男共は元気に出陣。
途中、ホルモン(待ってました!)の為の肉を買い、二人で「遅れちゃう〜!」とか言いながら、
アタフタとキャンプ場を目指す。

Haruさん!荻メ、寝袋で寝るはずだったのに、お布団と朝食までご用意頂いて、本当にありがとうございました!!
今度はキャンプも是非!!お天気次第ですが・・・。(笑)

−− 9:00頃〜 −−
キャンプ場へ到着。あれ?まだ誰もいない・・・。
キャンプサイトで、少しおしゃべりしていると、すぐにへぼさんが現れる。

「へぼ」と言うのが、ご本人のハンドルネーム。これは、多分、へぼさん流のシャレなのだが、
釣りのスタイルを拝見すると、とても、荻メがこんな呼び方をしてはいけない方。
っと、言う訳で以後の文中では、会長さんと呼ばせて頂きます。

さて、会長さん、実は一番乗りだったのに、荻メのテントがないので、
「あれ?もっと奥地だったかな?」と、偵察していたそうです。
「岩魚だより」と言う小冊子(黒部で岩魚の保護活動をしていらっしゃるそうです。)を頂く。

続いて、みの虫さん到着。車から降りたみの虫さんが、満面の笑みで近づいてくる。
「荻さん、久しぶり〜!!」との言葉。みの虫さんの笑顔に再会!これも、とても嬉しい瞬間!!

取り敢えず、一同出発。すぐにケイピンさんと合流する。
これで、四駆ばかり5台。なかなか壮観な眺めだ。

まずは、川のたもとに車を止めて、二手に別れて釣ってみる事にする。
会長さん・ケイピンさんチームと、Nobuさん・みの虫さん・荻のチームがそれぞれ上流と下流から川辺に立つ。
今回、荻メはNobuさんに勧められた、「アーティスト7’6#3〜4」をお借りして使用。
茶のパラシュートを付けて、釣り上がる。

荻のロッドには、カワムツ(?)が、何匹か釣れる。
・・・っと、言うとあっさり流してしまうが、コレは荻メにとっては、重要な事。
去年なら、どこに投げて良いか分からず、最初はこういう魚だって釣れなかったのだ・・・。

さて、実はここで、荻メのフライには、一度だけ、怪しい反応があった。
二つの流れがぶつかって、真ん中が鏡になっていた場所。
それほど、深い所ではないのだが、そこで何かが出てきた。あわせそこなって、それっきり・・・。
もちろん、荻メには、一瞬出てきた魚がなんであるか見極める力は無い。
でも、ひょっとして・・・。
そんなこんなで、「今年はイケルかも・・・。」と呑気な気分で釣り上がる。

やがて、車を止めた辺りへ辿り着き、フト道路を見上げると、
既に会長さんとケイピンさんが、上の道路で手を振っている。
先行していたNobuさんを呼び戻し、時間も良いので食事にしようと言う事になる。

去年、morioさん達とカレーヌードルを食べた所で、いつもの様にカレーヌードルを取り出す。
フト、見ると、Nobuさんもカレーヌードル。
(著者注: 荻メの周りでは、釣にカレーヌードルは縁起が良いとされているのです。)

(おっ、Nobuさんもカレーヌードル。お約束だね♪)などと、嬉しくなりながらちょっとニッコリ。
但し、荻メのはBigタイプ。ちょっと鼻高々でお湯を注ぐ。(笑)
オミアゲのフライフィッシャー専用ソーセージを、5人で分けて食べる。
ビールを片手の、ほのぼのとした時間が嬉しい。オシャベリをしているうちに、天気もだんだん良くなってきた。

川を変えて、午後の部に突入。
今度はNobuさん・会長さんが下流から、みの虫さん・ケイピンさん・荻の三人が上流から入る。
釣り始めてすぐに、荻メより下流で釣っていたみの虫さんにヒット。
慌てて駆け寄ってみると、みの虫さんが恥ずかしそうに見せてくれたのは、
おおきなカワムツ。残念!!
しかし、ここからが、みの虫さんのオチャメな所。
ヒョイとフライを投げたと思ったら、チョイチョイと引き始める。
「ほら!追ってくる追ってくる!!」「あっ、ホントだ!」と二人でニコニコ♪

ちなみにみの虫さんは、後で更に下流で見事アマゴを(も?(笑))、ヒット!!
ちゃんと、荻メをアマゴに会わせてくれた。
朱点の鮮やかなカワイイ、アマゴ。一年ぶりに見たアマゴはやっぱり綺麗・・・。

更に釣り下って、Nobu’sプールへ到着。
前回はそこここでライズがあったそうだ。今は静か・・・。
数回キャストしてみる。反応無し・・・。「魚、居なくなっちゃったのかな・・・。」
この辺りから、荻メも少し焦り始める。

みの虫さんが「小さめのフライがイイみたい」とフライを数本くれて、そのままガイドについてくれる。
みの虫さんの教えてくれるポイントに投げながら釣り下る。

しばらく釣り下り、みの虫さんに教わって投げていると、すぐ上流で「パシャ!」と音がした!
「今、なんかライズしましたよネ!」
嬉々としてフライを投げる。しかし、慌てているのですぐにお祭り。
ラインをほどきながら、気持ちを落ち着けようとするが、やっぱりドキドキ。
「もう少し手前・・・。もう少し流して・・・。」
と、みの虫さんに声をかけて貰いながら数回キャスト。
(え〜ん、こんなに場を荒らしたら出ないよぉ〜)と心の中で泣きを入れる物の、
上手く入らず!結局、無念の敗退。

やがて、Nobuさん達と合流。
すっかり良い天気になった川辺に座り込んで、山々の新緑を見ながらしばし談笑。
「失敗したヨ。若いモンに釣り上がらせれば良かった!」
Nobuさんが少し疲れた様子で微笑む。
そうか!釣り下り班は、荻メが混ざっているのでペースが遅いのだ・・・。
Nobuさん・会長さんをタップリ歩かせてしまった!!ゴメンナサイ!!

ここで、初日は撤収。明日の釣果に期待しつつ、お待ちかねのホルモン宴会タイムへと舞台が移る・・・。

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